ペルソナを決めました!
これで記事を書いていけばいいんですね!
「ペルソナ」と「ヒストリー」については、こちらの記事に詳しく説明しています。
まだ読んでいない方は、まずそちらから読んでみてくださいね!
そうですね。
でもその前に、記事執筆の上で細かいルールを先に決めておきましょう!
それと、Webサイトのデザインはどうしていますか?
基本的なWebサイトの大枠は、業者に頼んでいます!
うん?
でも、その業者は、ゆうたさんに「ペルソナ」や商品に対する想いなど、ヒヤリングしてくれましたか?
いえ・・・
安く作ってくれる業者を探して注文しただけです。
扱う商品については説明しましたが、ペルソナについては何も聞かれませんでした。
僕も知識がないから、プロにお任せ、という感じで・・・
個人事業主、中小企業の経営者の方は、大手企業のようにWebサイトを含め広告費に大きな予算を組めないという方はたくさんいます。
この記事は、Webデザインを作るときにチェックするポイントを分かりやすく解説していきます。
Web制作会社を人に頼む場合
もしあなたのWebサイトを作ってくれるという個人、または制作会社にお願いするときに、これらの質問がない場合には「効果が出ないサイトが納品される」可能性大です。
- ターゲットは誰ですか?
- FacebookやTwitterなどのSNSと連動させますか?
- 狙いたいキーワードはありますか?
では、ひとつずつ説明していきますね。
ターゲットは誰ですか?

「ターゲットは誰ですか?」と聞いてこない制作会社。
けっこうあるあるな話なんですよ。
特に、電話営業してくる制作会社に多いです。
「ターゲット」は、「ペルソナ」とか「アバター」と呼ぶこともあります。
そういえば・・・
聞かれなかったなぁ
なぜなら、ターゲットが決まっていなければ、サイト全体の配色やデザインが作れないからです。
また、クライアントからターゲットを伝えられたときに、マーケティングの腕がある人なら、商品とターゲットに齟齬(ズレ)がないか、確認してくれるはずです。
たとえば、商品自体がユニセックスなシンプルな財布を扱っているのに、20代の若い女性をターゲットにして販路を拡大したいという経営者の想いがあったとしても、
ペルソナに合っていないならば、商品は売れないからです。
そのため、親切な制作会社なら「ペルソナがちょっとズレているかもしれませんね。経営者のあなたの想いやお考えを、一度しっかりお聞かせ願えませんか?」と聞いてくれるはずです。
ですが、そこからの設計となると、競合分析やらニッチ選定やら色々工数が増えて、見積りに合わなくなるのでやらない、ってところもあるかもしれません。
もし制作会社が聞いてこなかったとしても、あなたの方からきちんと説明したり、質問したりするようにしましょう。
腕のあるWebクリエイターでも、経営者が「いいよ、お任せで」と言われるのを一番嫌います。
なぜなら、せっかく時間をかけて作ったデザインに、後から「うーん、イメージと違うんだよなぁ」と言われてやり直しになることを避けたいからです。
発注者側であるあなたも、「ターゲットは誰か(ペルソナは誰か)」を明確にしておきましょう。
FacebookやTwitterと連動させますか?

これは、マーケティングをわかっている制作会社なら聞いてくれる質問。
FacebookやTwitter、インスタグラムなどを使ったSNSマーケティングは今の時代常識です。
納品された後に、「あ! FacebookとTwitterも載せたい!」と思っても、Webの知識がない場合とてもハードルが高いです。
納品後にお願いすると「別途有料で承ります」と言われてしまいます。注意しましょう。
狙いたいキーワードはありますか?

これは、実際にクライアントと仕事をさせていただいていて、ほとんどの方が意識していません。
Webマーケティングを自分で勉強しているならば即答する内容でしょうが、多くの方は本業の経営や営業で、Webマーケティングまで手が回らないからです。
狙いたいキーワード、つまりSEOのことです。
コーポレイトサイトの場合、よく対策するのは「地域名+商品やサービス」です。
たとえば、埼玉県で皮革なめし・販売をしているゆうたさんの場合、
「埼玉県 革製造」
「埼玉県 皮革卸」
「埼玉県 革製品販売」
とかですね。
実際にお仕事を受けるときには、もっと綿密な調査を行いますが、ここでは省略します!
このキーワードで競合が強そうだな!と思ったら、もう少し地域を絞って
「埼玉県 大宮市 革製造」という風にします。
ですが、絞り込むとしたらここまで。
「〇〇町」という町名や村名をキーワードに入れてさらに絞り込むと、今度は検索母数がグッと少なくなり検索すらされない、ということになります。
キーワードを考えるときのポイントは、ユーザーの検索意図です。
たとえば検索ユーザーが、個人で革の鞄を作って販売する人だとしたら、こんな風に想像して検索するはずです。
「僕の住む町に、皮革問屋さんてあるかな?」
「車で行けるから、町じゃなくて県全体で探してみよう」
こんな感じです。
おそらく、お店を探すために、自分が住んでいる小さな町や村名で検索する人は少ないと思います。
なぜなら、ユーザーは「なるべく近くがいいけれど、選択肢は多い方がいい」と考えるはずだからです。
そして、キーワードが決まったら、そのキーワードで検索されるようにWebコンテンツを作り込んでいきます。
キーワードをしっかり選定しておかないと、あなたのWebサイトは一向に上位に表示されることはありません。
お店はそこにあるのに、誰も看板に気がつかない、ということになるのです。
ペルソナから考えるデザインや配色

ここまでで、「ペルソナ」と「キーワード」がとても大切、ということは理解できましたか?
さて、では次は、デザインです。
デザインをするときにも、ペルソナは重要になってきます。
ペルソナから考える配色
たとえば、20代前半の独身女性で、可愛らしいアイテムを好む女子力高め、というペルソナならば、ピンクやオレンジや、淡いパステルカラーを採用したりします。
世帯年収が1000万円以上の富裕層がターゲットで、商品も高額なものを扱うのならば、高級感を出すために黒やゴールド、ダークブラウンを使うこともあります。
高額なマンツーマントレーニングの「ライザップ」がそうですね。

高額の商材に見合う、黒とゴールドの組合せで高級感を出しています。
シャネルやルイ・ヴィトンもそうですね。
高額な商品に見合う、重厚な色をメインに、かわいらしさや女性らしさをコンテンツ内で表現していたりします。
そういう風に、テーマカラーを決めた上で、今度は「資料請求」や「購入」を促すためのボタンの色を、テーマカラーの反対色で目立つようにデザインしていきます。
よく、「ボタンは緑色がクリックされやすい」なんて記事をたまに見かけますが、デザイナーからしたらナンセンスです。
誘導させるためのボタンの配色は、あくまでもテーマカラーに馴染んでしまわない反対色を選ぶ必要があります。
そして、プロでもGoogleAnalyticsやサーチコンソールで、ボタンの配色を期間を決めて統計を取り、効果の高い方を「客観的に」指標して決定していきます。
アットホームなのか、洗練された感じなのか、楽しい感じなのか、クールな感じなのか。
たとえば、「家族ぐるみで通ってもらいたい」という整体院のWebサイトを作るなら、「幸せそうな家族の写真」や「アットホームで気さくな感じ」をデザインで演出します。
写真の選定も、この場合は美しくてお洒落なものよりも、アットホームで身近な感じのモノの方が訴求率が高まります。
パーツとして使うイラストも、ポップで可愛らしいイラストを採用します。
逆に、権威性を高く保ちたい医師のサイトを作る場合は、サイト全体のテーマカラーは清潔感や信頼感をイメージさせる白を採用し、小さなパーツを青色で知的な感じを出していきます。
このように、Webサイトを作る上で、ターゲット(ペルソナ)がしっかり決まっていないと、そもそもデザインなんてどうでもいい、ということになりかねません。
記事単位で集客するアフィリエイトなどなら、デザインに関してはそこまで徹底して作り込む必要はありませんが、
コーポレイトサイトの場合は、ブランディングそのものに関わってきますので、しっかりと考える必要があります。
なるほど!
よくわかりました!
デザインや色が人に与えるイメージというのは、とても重要なんです。
ご参考にしてくださいね!