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個人起業家のブランディング、うまくいかない理由3つ

ブランディングって、なんとなくわかるけれど実際に自分のビジネスをブランディングしようと思うとどうやればいいか、全くわかりません。
そもそも、企業じゃない個人ビジネスでブランディングって必要なのかなぁ?

ブランディングの意味はなんとなくわかるけれど、具体的にどうやればいいのか、というのは一般の方はほとんど知らないと思います。

マーケティングや理論、市場調査や競合調査なども行ったうえで、かなり様々な面から作り込んでいくため、プロの領域、といえます。

この記事は、個人起業家やスモールビジネス、中小企業経営者の方でブランディングに関心があるけれど、いまいちよくわからない、という方に向けて書いています。

FBC講師・クリエイティブディレクターのYAKKOが解説します。
クリエイティブディレクターとして、企業や個人起業家の方のブランディングやWebマーケティングを20年以上続けているので、ご参考になると思います!

大手企業と個人起業家のブランディングの違い

大手企業のブランディングは、数百万~数千万円もの予算をかけて行うほど、明暗を分かつマーケティングと認識されています。

そのブランディングには、デザイナー、コピーライター、セールスライター、CMディレクター、サウンドディレクターなど、多くのクリエイターが関わっていて、クリエイティブディレクターがクライアントの意向やブランディングの方向性を決め、各プロフェッショナルたちに伝え、まとめていきます。

ですが、個人起業家の場合、そんなに予算はかけられません。また、「ブランディング」と謳っているものの服装や話し方、メイクなどの「外見のブランディング」のみにフォーカスした指導者も多く、本質的なブランディングができていない、知らない人がほとんどなのです。

個人起業家で、オウンドメディアを持っている方のWebサイトを拝見すると、「あー、もったいないなぁ」と思うことが多く、ブランディングができていない、もしくはブランディングは意識しているけれど、それを120%表現しきれていない、というケースをよく見かけます。

耳が痛い… ほんと、ブランディングはよくわからないというのが本音です。自分のホームページにブランディング、全然意識してませんでした…

ブランディングって、簡単にできるものではないんですよ。

個人起業家が陥りやすいブランディングの罠

「ブランディング=外見の作り込み」と勘違いしている人が多いです。

たとえば、講師業ならジャケットを着て腕を前に組んでみたり。

よく見かける「型」に合わせて作ればいいんでしょ、という感じでやっている人がとても多い。

でも、見た目のブランディングは、私の教えるブランディングでは「最終段階」です。

それまでに、とても多くのマーケティングやリサーチを行って、それで初めて最終段階の見た目のブランディングに取りかかれるのです。

受講生は、私の講義を受けて「こんなにたくさんのことを学ぶんですね!」とびっくりされます。

それくらい緻密な作業の上でブランディングは成り立ちます。

そして、受講後は「ふわっとなんとなく」と作っていた自己流のブランディングを抜け出し、「明確な目的と意図を持った理論的ブランディング」と「自分らしさ」を掛け合わせ、「喉のつかえが取れたようです」というスッキリした感覚になります。

理由①「売れる」ことにフォーカスしすぎる

ブランディングには理論がとても大切なのですが、個人起業家の場合「自分らしさ」も同じくらい大切です。

というのも、たとえばあなた自身のキャラクターや性格とかけ離れたブランディングを行ってしまうと、ブランドが独り歩きしてあなた自身との距離が生まれ、居心地が悪く感じていきます。

長く続けていくためには、あなた自身が愛せるブランディングを作らないと、途中で息切れしてしまいますし、見ている側にも違和感が伝わります。

たとえば、タレントの「ゆうこりん」は、事務所側からのブランディング戦略で「こりん星から来た」という不思議ちゃん路線でブレイクしました。

ゆうこりん! そういえば「こりん星から来た」ってすごいインパクトだった!

誰もが「こりん星なんてない」と知っていながら、ゆうこりんは、終始「こりん星から来た不思議ちゃん」を演じていたわけです。

売れるためにはそこまで振り切ったブランディングが必要だったのかもしれませんが、ゆうこりん本人は後に「キツかった…」と本音を漏らしています。

タモさんが髪型やサングラスを外さないのも、デーモン小暮があの悪魔メイクを落とさないのも、一貫ブランディングといえます。

個人起業家の場合、事務所の縛りなんてないのですし、居心地よいブランディングをしないと10年、20年と続けていくことはできません。

ポイント② 月収7桁達成! みたいな実績ばかり示す

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Photo by Alexander Mils on Pexels.com

講師業やコンサルの場合、結果や実績がモノをいう、というところがあるので「月収1万円からたったの3ヵ月で7ケタ達成した理由」なんていう風に、実績を前面に出してブランディングしている人もいます。

起業ビギナーの人がよく陥りがちなのが、こういう稼いで成功している人のやり方を真似ればいいんだ! と短絡的に思ってコピーしてしまう罠。

ですが、お金にフォーカスしてブランディングを打ち出すと、お金に関心がある人が集まって来る傾向があります。いくら稼げるかですべてをジャッジする、お金こそすべて。そういう人が集まりやすい。

でも、あなたは本当にそういうスタイルでビジネスを続けていきたいですか?

途中で息切れしませんか?

売上や実績にフォーカスしなくても、人との繋がりや誠実さ、優しさなどを前面に出してブランディングすることでも、ちゃんと人は集まってきます。

つまり、ブランディングの方向性を間違えると、あなたの理想のお客様は集めることができない、とういうことです。

ポイント③ コンセプトを途中でコロコロと変える

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Photo by Brett Jordan on Pexels.com

例えば、「月収7ケタ達成!誰でも簡単にできる魔法の〇〇!」と謳っていた人が、「なんとなく違和感を感じ始めたから、方向転換しよう」と、突然ナチュラル路線に変えてしまう、というのもよく見かけます。

「あなたらしさが大切」「お金が目的ではない」と途中でキャラ変して真逆のことを言う例ですね。非常によく見かけます。

2021年、「風の時代」に突入して、ワラワラとコンセプトを変えている起業家、すごい多いです。

風の時代とは、

情報や知識など形のないもの、伝達や教育などが重視され、人々は何より「知る」ことを求めていくことになると言われています。 つまり2021年は、「持つ」ことから「知る」ことを重視するように世の中の価値観が大きく変わる、時代の曲がり角なのです。

つまりお金をどれだけ「持つか(稼げるか)」という時代ではなくなった、というのが「風の時代」ということですが、今まで「月収7桁!」と言いまくっていた人が突然スピリチュアル傾向に走ったりすると、これはもう、見込み客への裏切りでしかないわけです。

まぁ、それでもうまく稼いでいる人はいますけれど、ずっと見てきた人からしたら信頼感はなくなってしまいます。それまでのファンを投げ出して、風の時代にあった見込み客にフォーカスします、という思惑が見え隠れするのですから、ブランドの裏切りになるんですね。

ブランディングには「信頼性」や「一貫性」が非常に重要なのです。

コロコロと本質を変えてしまうブランドに、信頼性も一貫性もありません。

そういうブランドからは、文章、言葉、すべての表現から「澱」のようなものが滲み出て、人はそれを無意識にキャッチし、離れていきます。

ですから「ブランディングは後からでいい」「ブランディングは稼げるようになってからでいい」という人もいるけれど、できれば最初のコンセプトメイキングの段階で、あなた自身とじっくり対話して、最初に軸を決めておいた方がうまくいきます。

そうしないと「この人の言っていること、コロコロ変わる」という印象を与えかねません。

ただ、起業してからあなた自身もブランドと共に成長していくので、軸路線は大きくかえず、コンセプトをよりブラッシュアップして少しずつ変化させていく、というのはOKです。

ご参考にしてくださいね!

ブランディングは信頼性と一貫性が大切、ということがよくわかりました♪

個人起業家のブランディングで気を付けること

  • ブランディングを最初に作っておかないと、手探り&感覚でコロコロと変えていくことになる
  • 自分らしさを組み込まないと、途中で息切れしてしまう
  • ブランディングには「信頼性」と「一貫性」が大切
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