あなたのビジネス、本当に相手に伝わっている?
個人起業家の方は、とてもユニークで魅力的なビジネスをしようとされている方がたくさんいます。
あなたの魅力、商品価値、そしてクライアントがあなたを選んで得られる価値を、3分でプレゼンできますか?
クライアントは、あなたのことを全く知らない
クライアントは、あなたのことを全く知りません。そのビジネスがどんなものかも、予備知識すらありません。
そういう人たちにどう説明するか。
すごーく難しいことなんですよ。
で、たいてい長々と説明してしまったり、感情的にパッションは伝わってくるんですが、何が言いたいのか「核」が伝わらないのです。
クライアントは「ん?で、いったい何が言いたいの? どんな価値提供をしてくれるの?」と感じています。
シンプルイズベスト。「ダイナミックライティング」をしてみよう。
まずは、装飾する形容詞を使わずに、端的にあなたのビジネスを伝える文章を書いてみましょう。5W1Hを意識すると、伝わる文章になります。
- 誰が行う、誰に向けたビジネスなのか(Who)
- どんな内容なのかを簡単に(What)
- どこでサービスを受けられるのか(Where)
- いつ、購入・申し込みできるのか(When)
- どうやって、学んだり購入したりするのか(How)
- あなたの商品やサービスを利用すると、クライアントにどんな未来が待っているのか
まずは文章にしてみて、次は声に出して実際に話してみましょう。
声に出して実際に自分の耳で聞いてみると、リズムがおかしいところ、伝わりづらそうと感じるところが客観的にわかることがあります。
装飾的な言葉・感情的な言葉・意味が伝わらない言葉は使わない
あなたが「すごい良い商品なんです!」と伝えたところで、「どうすごいのか」というのは相手には全く伝わりません。
あなたの感情と相手の感情の間に温度差が生まれてしまうと、サーっと引いてしまいます。
すごい勢いでバーンと売れた!⇒ たったの1週間で1000部売れました!
あなたを全力でサポートします! ⇒ 私のサポートは、〇〇、〇〇、そして〇〇です。それにより結果が生まれます。
Youtubeは効果ありますよ!頑張ってたくさん作ってください!⇒ 動画広告は〇〇なので効果があります。3日に1つのペースで決まった時間に配信するのがいいでしょう。3日に1つのアップなら、1か月に12本、1年で約140本にもなります。
どうでしょう。動画内で、「話し言葉」になってしまうとどうしても情動的な表現になりがちです。
冷静に、相手に伝わる具体的な内容を意識してみましょう。
結論から先に言おう
クライアントに「興味を持ってもらう」ために、その阻害因子となる料金は後回しにする、という手法は良く使われます。
戦略としてそうしているなら、まったく問題ありません。
ですが、それ以前の「説明」の部分で、「この人はいったい、何を言いたいのだろう?」とわかりづらい文章になってしまう理由が、「結論が明確でない」ことがあげられます。
クライアントはテレビのチャンネルを変えるように、「あーもう!いったい何がいいたいの!」とイライラしてしまいます。
せっかくあなたは「これからが一番伝えたいことなのに!」という重要な部分を、聞いてもらえないのです。
「私はこれからあなたに、〇〇についてお話します。
お伝えする内容は全部で〇つです。
まず第一に・・・
二つ目に・・・
最後に・・・
まとめ」
こんな風に文章を設計してみましょう。
話の分かりやすさ、文章のわかりやすさは「信頼」に繋がります
あなたの説明を聞いて、とてもわかりやすかった!と思ってもらえた場合。
クライアントは目をキラキラさせて、もっと踏み込んだ質問をしてくれるかもしれません。あなたの商品やサービスについて、興味を持ってもらえた証拠です。
逆に、あなたの説明を聞いて、わかりづらかった場合。
クライアントが質問してくれたらまだいいです。セカンドチャンスがやってきます。そのセカンドチャンスで、やっぱりクライアントにうまく伝わらなければ、「この人の言っていることはよくわからない」とクロージングに至ることはないでしょう。
もやもやして、消化不良を起こしたような感覚になってしまうのです。
「伝える文章」は、相手に信頼感を与えます。
3分スピーチを練習しましょう。

ぜひ、この記事の内容を意識して、3分スピーチを毎日練習してみてください。
タイマーで3分にセットしてみましょう。
最初は「え?ほとんど説明しきれていない!」という事態に陥るでしょう。
ちなみにいつも私はAppleWatchでタイマーセットしています。
ですが、毎日練習することでどんどん洗練され、無駄な言葉が排除されて「最高のプレゼン」ができあがります。
そしてクライアントに説明するときは、いつも通り3分スピーチをすればよいのです。緊張やたどたどしさはなくなっているでしょう。
気持ちに余裕をもってクライアントと話しをすることができるようになります。
ぜひ、実践してみてくださいね!