ライターを目指していて、ブログで練習しているんですけど、なかなかうまく書けなくて・・・
ブログでもWEbサイトでも、大切なのは「どこの、誰に、どんな目的で、何を解決するために」書いているのかを意識するといいですよ。
また、できるだけシンプルに書くと、伝わりやすい文章になります。
私は医療系分野でクリエイティブディレクターとして17年働いてきたのですが、一般患者さんが待合室で読むような読み物の出版物の編集長をしてきました。
また、Webサイトは色々運営していて、このサイト以外にもアフィリエイトサイトで毎月50万円ほどの収益を上げています。
また、執筆媒体によっても文章の書き方は変わってきます。
小説、エッセイ、コラムなどと、収益を目的としたコンテンツライティングやセールスライティングは、ちょっと書き方が異なります。
ここでは、Webメディア等で「1記事完結で収益をメイン」としたような文章を書くときに気を付けるポイントをお伝えします。
誰に?何を?どんな目的で?どんな風に伝えるか考えましょう。
文章は、5W1Hで書くと、とてもわかりやすい文章になります。
Webメディアでは、日記やポエムのような私的なものは読まれることはありません。
日記がポエムを読んでくれるのは、有名人の書く文章だけ。
ファンがついているなら、どんなに短いポエム的な日記のようなものでも読んでもらえますが、収益や集客を目的とした記事は、「独りよがり」な文章は書いてもいいですけど無駄な作業になるので避けた方がいいです。
シンプルに書く

伝わる文章を書くには、できるだけシンプルに書くのがいいです。
1文には、ひとつのメッセージだけ入れます。
ひとつの文章に色々な内容が盛り込まれていると、読者は混乱し筆者の言いたいことをストレートに受け取ることができません。
今月ボーナスが出たので洋服を買いにデパートに行ったけれど、結局欲しいものがなくてそのまま帰ろうと思い駅に向かったら、旅行会社の店先に温泉のパンフレットがあって、思わずそのまま店に入り、旅行の予約をしてしまいました。
あー、私もよくある、こういうの。
1文にはひとつのメッセージしか入れない、という風にして書き換えてみましょう。
今月ボーナスが出たので、洋服を買いにデパートに行きました。
でも結局欲しいものがなく、帰ることにしました。
すると、駅の近くの旅行会社で温泉のパンフレットを見つけ、思わずそのまま予約してしまいました。
小説ではないので、「相手に伝わる文章」を意識するとこうなります。
文章を分解して、短くして良いのです。
特に、最近はパソコンよりもスマホで検索している読者が多いですよね。
スマホは画面が小さいので、長い文章は改行されることなく、読者を圧倒してしまいます。
小学生でもわかるように書く
専門用語をふんだんに使って書いている人、けっこういます。
特に医療系分野や専門的な商品を販売している人に多いです。
その理由は、「専門用語をふんだんに使った方が、なんだか権威性が上がる気がする」という潜在意識が働いているか、ペルソナが決まっていないかのどちらかです。
専門用語をふんだんに使った文章は、誰に向けて文章でしょうか。
同業他社、つまり競合に向けて「俺はこんなに知ってるんだ」という意識が働いていたり、「俺はこんなにスゴイんだ」という気持ちが見え隠れしたりしていませんか?
文章は、「ペルソナ」に向けて書くのが鉄則です。
そしてペルソナは、あなたではありません。あなたのようにその商品に知識もなければ歴史的背景も知らない人なのです。
小学生でもわかるように「わかりやすく」書くのを心掛けましょう。
ブラインドタッチを覚える

紙とペンを使って書いている人は別ですが、Webメディアやブログで文章を書くならキーボードでタイピングしているでしょう。
もし、キー配列を覚えておらず、いつもキーを確認しながらタイピングしているなら、文章のリズムはめちゃくちゃになってしまいます。
あなたの頭の中で浮かんだ文章がそのまま指先に伝わるかのように、自然に指が動くくらいにまでブラインドタッチを覚えましょう。
写経する
優れた文章の写経は上達の近道と言われています。
ニュース記事は、無駄がなく物事を正しく伝えるための文章なので練習に最適です。
ニュースは、100人が読んだら100人とも同じイメージをもてないとダメですからね。
もっと柔らかい文章を練習したければ、雑誌もいいと思います。
女性誌には、ライティングのプロやコピーライター、小説家のコラムなど写経するのに最高の優れた文章が豊富に含まれています。
あなたの好きな分野の雑誌で構わないので、写経してみるといいですよ!
楽しいし、飽きずに練習できると思います。
誤字脱字を修正する
誤字脱字が1記事にたくさんあると、読者の読むリズムがストップしてしまいます。
パソコンで文章を書いていると、変換ミスも起こりやすいですよね。
書き終わったら、必ず校正して、誤字脱字があったら直しましょう。
同じ表現を繰り返さない
「あれ? これさっきも書いてたよね」って文章は削ります。
読み手が内容を行ったり来たり、前後して読まないといけないような構成にはしません。
また、「頭痛が痛い」を始め、ひとつの文章に同じ意味を含んだ言葉を使っているなら、言い回しを工夫して修正します。
漢字の多用、平かなばかりの文章を避ける
漢字が多い文章は男性的で、かたい印象を与えます。
逆に、平がなばかりの文章は女性的、または幼稚な印象を与えます。
漢字が多いなと思ったら、平かなやカタカナに変えられないかな? と見直してみてください。
結論を先に書く
あなたが心を込めて書いた記事も、残念ながら最初から最後まで読まれるということは稀です。
ヒートマップといって、読者の視点を視覚化できるツールを導入するとよくわかります。
ほとんどの記事は目次あたりをざっと見て、読者が興味のある項目をクリックして必要な部分だけが読まれています。
タイトルに「革の正しい手入れ方法」とあるのに、その方法についての説明が記事の最後に書かれていたら、それはほとんど読まれることなく離脱されていると思っていた方がいいです。
たとえば、商品を売るためのコンテンツライティングだとしたら、読者が最後まで読んでくれなければ、永久に購入ボタンは押されない、ということです。
購入して欲しい商品の簡単な説明、その商品をどうしておすすめするのか、その商品で読者はどんなベネフィット(利益)を得られるのか、ということをできるだけ冒頭に入れるといいですよ。
タイトルや見出しだけで内容がだいたいわかるようにする
Webサイトの読者は忙しくて時間がない、と思っておきましょう。
お金を出して購入した本なら最初から1ページずつ大切に読むかもしれませんが、あなたのWebサイトに訪れる読者は「悩みを解決するための答え」を早く見つけたいと思っています。
どんなことが書いてあるのかがひと目でわかるような、端的な見出しを考えましょう。
適切な写真を採用する
文字ばかりの、長い文章が書かれている記事も良く見かけます。
もしあなたがそういう記事を目にしたら、「うわ!」ってなりませんか?
良いことが書いてあったとしても、読む前からストレスを感じて離脱する可能性が高くなってしまいます。
特に読んで欲しい文章のところには、読者が目を引くような内容に関連性のある写真を採用しましょう。
音読してみる
声に出して読んでみると、なんだかリズムが悪いな、と感じることがあります。
音読すると、言い回しや冗長的な文章の直すべきところが分かりやすくなります。
スマホで確認してみる

記事を書き終わったら、パソコンだけでなくスマホでも確認してみましょう。
文章が画像に回り込んでいる、文字が小さすぎる、見出しが長すぎるなど、パソコンなどの大きな画面で見ていたときには気が付かなかったことが見えてきます。
ご参考にしてくださいね!