SSL化は完了しているんですが、「保護されていない通信」と一部出る記事があるんです・・・
念のため「SSL」をご存知ない方のためにご説明します。Wikipediaによると、こういうこと。
Secure Sockets Layer – ネットスケープコミュニケーションズ(Netscape)が開発した、インターネット上でのセキュア通信のための通信プロトコル。セキュリティの脅威が増してきたことから、次世代規格の Transport Layer Security の実装に移行している。
引用:Wikipedia
要するに、簡単にいうと「私のサイトはセキュリティ保護をしているから、アクセスしたり個人情報を入力しても大丈夫ですよ」という証明のようなものです。
この記事では、「SSL化が完了したのに、『保護されていない通信』と出てしまった」ページの修正方法をお伝えします。
SSL化はマスト!
SSL化は、セキュリティ面においても、Webサイトの信頼性においても必要なものです。
必ず行いましょう。
私、ブログを運営しているんですけど、SSL化されてるのかどうか、わからないなぁ。
あなたのWebサイトがSSL化されているかどうかを確認する、簡単な方法がありますよ♬
SSL化されていなWebサイトの見分け方
SSL化されていなWebサイトの場合、ブラウザのURLの部分に「保護されていない通信」と表示されます。

ほんとだ!
SSL化されているWebサイトの場合、鍵マークが表示されます。

なるほどー!
ただし、注意したいのは下階層ページにSSL化ができておらず、「保護されていない通信」と出てしまうケースもあるので、注意が必要です!
下層ページもSSL化されているか確認しよう
もし、トップページはきちんとSSL化されているのに、他のページの一部に「保護されていない通信」と出てしまった場合は、こんな原因が考えられます。
SSL化できないページの原因
- 外部リンク先がSSL化されていない
- Image画像がhttp表記のまま
- header.php, footer.phpなど、基幹ファイルにSSL未対応のリンクや画像が入っている可能性がある
だいたい仮説としては、この3つの原因が考えられます!
まず最初に基幹ファイルを確認する
header.php, footer.php, sidebar.phpなど、テンプレートにあたる基幹ファイルにひとつでも未SSL対応リンクがあると、「保護されていない通信」が表示されます。
トップページがきちんとSSL化されていれば、まずこれらのファイルにエラーがあるとは仮定できません。
SSL化が済んでいるのに、トップページがまだ「保護されていない通信」と出るようなら、基幹ファイルに原因がある可能性大です。
「http」と表記されている箇所を見つけて、修正できるものは修正しましょう。
各ページの修正箇所の見つけ方
基幹ファイルをすべてチェックして、まだ下層ページのどこかに「保護されていない通信」と出てしまう場合、そのページの中に何らかの原因が潜んでいます。
でも、どこをどうやって修正すればいいのか・・・
見つけるのが大変です。
じゃあ、わかりやすく教えていきますね!
ちょっと上級向けですけど・・・頑張ってやってみましょう!
Googleデベロッパーツールで確認する
まず、SSL化が上手くいっていない箇所を特定する場合、Googleデベロッパーツールを使います。
Googleデベロッパーツールは、エンジニアやデザイナーがデバックをチェックしたり、スマホサイトの表示時にきちんとレスポンシブになっているか確認するときに使用する、便利なツールです。
ブラウザは「Google Chrome」を使いますので、もしダウンロードが必要な方は、まず先にインストールを済ませましょう。
Google Chromeを開いて、「F12」キーを押す。
Google Chromeで、SSL化されていないページを表示させた状態で、「F12」キーを押します。
すると、Google Chromeが立ち上がります。

右下の方にある「Console」をクリックします。

すると、エラーの部分が黄色く表示されます。
英語ですが、原因がどこにあるか予測がつけられますね。
修正箇所がわかったら、htmlコードを修正します。
外部リンク先がSSL未対応の場合
もし、提携サイト等のリンクを貼っていて、そのリンク先がSSL未対応の場合、SSL化エラーになることが多いです。
ですがこの場合、そのリンク先に問い合わせてSSL化が可能かどうかを確認するしかありません。
すぐに対応してくれるとは限りませんし、ITに詳しくない場合は放置される可能性もあるので、その場合は残念ですが、リンクを外してしまうのがベストです。
リンクを外して保存し、鍵マークが表示されるか確認しましょう!
画像ファイルがhttpのままになっている場合
画像が全部httpsではなく、httpのままになっているみたい!
でも大量にあるし・・・
全ページ修正するのは大変・・・
すでにWebサイトを運営していて、途中からSSL化した場合、まれに記事内の画像ファイルがhttpのままになってしまうケースがあります。
この場合、画像が正しく表示されていなかったりするので、特定しやすいです。
ですが、大量にページがある場合、全部手作業で修正するのは大変!
そういう場合は、「一斉置換」ができるプラグインをインストールして、一気に修正します。
ただし、一斉置換すると元には戻せなくなります。
必ず、一斉置換する前にバックアップを取っておきましょう!
現役クリエイターのおすすめプラグイン
- UpdraftPlus----バックアッププラグイン
- Better Search Replace---一斉置換プラグイン
一斉置換ソフトで有名なものに「Search Regex」というのがありますが、もう何年もアップデートされていないのでおすすめしません。
Better Serch Replaceをインストールしましょう!
SSL化代行をご希望の方へ
ご自分でSSL対応が難しく、代行を依頼したい!という方は30,000円にて承っております。
代行内容
- SSL申請(無料バージョン)
- WordPressのSSL対応
- 不具合調整
お問合せからご連絡ください。